使い方 / DIPS連携

通報の前にすませる初期設定

通報のたびには変わらない値を、最初に一度だけ入れておきます。 置き場所は「通報の既定値」1か所だけです。 ここが埋まっていれば、現場では飛ぶ場所と日時を決めるだけで送れます。

必ず要るのは「操縦者の連絡先」だけです。あとは飛び方によって要ります。

連絡先が欠けていると、どんな飛行でも通報のボタンが押せません。 保険・技能証明・機体認証は、その飛行に当てはまる人だけが入れる項目です。 入れないことで通報が止まるわけではありません(カテゴリーIIの無許可飛行を除く)。

「通報の既定値」の開き方

ダッシュボードの「飛行計画」の見出しの右端にある 新規通報 を押し、 開いた画面の右上のスライダーのアイコンを押してください。ここが既定値の画面です。 通報を送らずに閉じて構いません。設定だけ入れて戻れます。

1 必須・全員

操縦者の連絡先を入れる

既定値の画面のいちばん上です。氏名・都道府県・市区町村/住所・電話番号・メールアドレスの5つを埋めます。 国は日本で固定なので選ぶ必要はありません。

5つとも埋まっていないと通報できません。 欠けがあると「氏名・都道府県・住所・電話番号・メールはすべて必要です。DIPSに拒否されます。」と赤字で出ます。 ここで入れた連絡先は、操縦者と通報者の両方の連絡先としてDIPSへ送られます。

「通報の既定値」の先頭にある「操縦者の連絡先」。氏名・都道府県(選択してください)・市区町村・住所・電話番号・メールアドレスの5つの欄が並んでいる

まだ入れていないときは、新規通報の画面の下に 「操縦者の連絡先を入力する」 という案内が出ます。 ここを押しても既定値の画面へ行けます。

新規通報の画面の下部に出る「操縦者の連絡先を入力する」の行と、通報には操縦者の連絡先が必要ですという説明

2 必須・全員

飛行速度と最大飛行時間を確かめる

既定値の画面の下のほうにあります。初期値は 10km/h0時間30分 です。 この2つは飛行計画の値で、DIPSが返してくれないため、このアプリが端末に控えています。 実際に申告する値と違っていたら直してください。

通報の画面からも直せます。どちらで直しても同じ場所に保存されるので、二重に入れる必要はありません。

「通報の既定値」の「飛行速度・最大飛行時間」。飛行速度 10km/h と最大飛行時間 0時間30分が並んでいる

3 機体が複数あるとき

機体ごとの最大飛行時間を登録する

既定値の画面には、アプリが覚えている機体が並びます。機体ごとに飛べる時間を入れておくと、 通報で機体を選んだときに上の「最大飛行時間」へ自動で入ります(複数機を選んだときはいちばん長い値)。

機体登録(DIPS)に飛行時間の項目が無いので、ここに控えるしかありません。 1機だけで飛ぶなら、手順2の値を直しておけば足ります。

4 保険に入っているとき

保険の情報を入れる

「保険に加入している」をオンにすると、保険会社・商品名・対人補償・対物補償を入れられます。 補償は円単位の金額です。証券の金額をそのまま入れてください(1億円なら 100000000)。 無制限の保険は「無制限」をオンにします。

オンにしたら、保険会社と商品名の両方が必須です。 どちらかが空だと赤字の警告が出て この内容で通報 が押せません。 DIPSが「保険に関する情報に保険会社名は必須です」として受け付けないためです。 保険の情報を出したくないときは、加入のトグルをオフにしてください。オフなら何も聞かれません。

5 決まった目的で飛ぶとき

飛行目的の既定を選んでおく

通報画面で最初に選ばれている目的を決められます。毎回同じ目的で飛ぶなら入れておくと1手減ります。 「その他」を選ぶときは、ここで内容の記述も入れておけます。

6 許可・承認なしで飛ぶとき

技能証明と機体認証を入れる

許可・承認の要らない飛行(カテゴリーII)を通報するときだけ必要です。 既定値の「操縦者の技能証明」で、持っている等級のトグル (一等無人航空機操縦士 / 二等無人航空機操縦士)を入れ、技能証明番号を入力します。 等級を選んだのに番号が空だと通報できません。

「通報の既定値」の「操縦者の技能証明」。一等無人航空機操縦士と二等無人航空機操縦士のトグルが並んでいる

機体認証は既定値ではなく、通報画面の ③ 機体・その他 で機体にチェックを入れると出ます。 「なし」「第一種」「第二種」から選び、選んだ場合は機体認証書番号を入れてください。 一度入れれば機体ごとに記憶され、次に同じ機体を選ぶと自動で入ります。

技能証明・機体認証・立入管理措置の3つがそろっていないと、DIPSは「許可が必要な飛行」と判定して受け付けません。 技能証明だけ入れても、機体認証が「なし」のままでは通りません。 立入管理措置はアプリが常に「立入管理区画の設定」で送るので、入力は要りません。

どれが要るかの早見表

項目要る場面入れないとどうなるか
操縦者の連絡先 すべての通報 通報のボタンが押せません
飛行速度・最大飛行時間 すべての通報 初期値(10km/h・0時間30分)のまま申告されます
機体ごとの最大飛行時間 機体で飛行時間が違うとき 機体を選んでも時間が入れ替わりません
保険 保険を申告するとき オフなら通報できます。オンで会社名か商品名が空だと止まります
飛行目的の既定 毎回同じ目的のとき 通報のたびに選ぶだけです
技能証明・機体認証 許可・承認なしで飛ぶとき DIPSが「許可が必要」と判定して受け付けません

覚えておくこと

入れた値はこの端末に残ります
既定値は端末の中に保存され、通報を送るときだけDIPSへ渡ります。 アプリを消したり端末を初期化したりすると消えるので、機種変更のあとは入れ直してください。
DIPSに飛行計画が1件も無くても通報できます
連絡先を自分で登録できるようになったためです。 以前はDIPSに登録済みの計画から連絡先を読み取っていたので、直近3日間に計画が無いアカウントでは新規通報が失敗していました。
試すならデモモードで
通報の操作を覚えたいだけなら、デモモードなら最後まで進めてもDIPSへは何も送信されません。 本番では、押した時点でDIPSに飛行計画が実際に登録され、アプリからは取り消せません
次にすること
ここまで入れたら、あとは飛ぶ場所と日時を決めるだけです。 手順は「通報する」を読んでください。